インプラント治療
IMPLANT インプラント治療について
インプラント治療は、歯を失ってしまった部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に精密な人工の歯を装着する治療法です。
ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のようなガタつきもありません。ご自身の天然歯と変わらない強度で「しっかり噛める喜び」を再現いたします。
ただし、インプラント治療にはいくつかの条件があります。十分な骨量と骨質、良好な全身状態、適切な口腔衛生状態などが必要です。また、喫煙や糖尿病などの要因も治療の成功率に影響を与える可能性があります。
インプラント治療のメリット
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天然歯のような見た目と
噛み心地人工の歯には審美性の高いセラミックなどを使用するため、周囲の歯と馴染む自然な見た目に仕上がります。顎の骨にしっかり固定されることで、ご自身の天然歯と変わらない強さでしっかりと噛めるようになります。
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健康な隣の歯を傷つけずに
治療が可能失った歯の場所だけで治療が完結するため、ブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要がありません。また、入れ歯のように周囲の歯にバネをかけて負担を強いることもなく、残っている大切な歯を守ることができます。
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発音や噛む機能の
改善しっかりと噛み締められるようになることで、食事の際の咀嚼機能が大きく向上し、胃腸への負担も軽減されます。また、お口の中から空気が漏れにくくなるため、言葉の発音も明瞭でスムーズになります。
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顎の骨の減少と
お顔の変形を防ぐ歯を失うと顎の骨は刺激を失って徐々に痩せていってしまいますが、インプラントを埋入することで骨に噛む刺激が伝わり、骨の吸収(減少)を防ぎます。これにより、お顔の輪郭や口元のハリを健康的に維持できます。
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適切なメインテナンスによる
長期的な耐久性インプラント体に使用されるチタンは骨と半永久的に結合する特性を持っています。治療後も毎日の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期検診を継続していただくことで、10年、20年と長期にわたって安定して機能し続けます。
インプラントの構造
インプラントは、高度な機能性を発揮するために主に3つのパーツから構成されています。

- 上部構造(人工歯冠):
口腔内に見える部分で、天然歯の形状を模した人工の歯です。当院ではジルコニアという、硬くて審美性の高い材料を選択しています。 - アバットメント(支台部):
インプラント体と上部構造をつなぐ中間の部品です。インプラント体と連結し、上部構造を支える台座の役割を果たします。 - インプラント体(フィクスチャー):
チタン製のスクリュー状の部品で、顎の骨に直接埋め込まれます。表面には特殊な加工が施されており、骨との結合(オッセオインテグレーション)を促進します。
これらが一体となって機能することで、天然歯に近い強度と審美性を実現します。
当院の
インプラント治療の特徴
歯科用CTによる
精密な事前シミュレーション
顎の骨の厚みや神経、血管の位置を3次元の立体画像で正確に把握します。目視できない部分まで綿密に診断し、事前の精密なサージカルプラン(手術計画)を立てることで、安全性の高い手術を行います。
徹底した衛生管理と滅菌体制
インプラント手術は完全なクリーン環境で行われます。使用する器具の高度な滅菌はもちろん、感染リスクを極限まで排除した安全なオペ環境を整え、患者様をお迎えいたします。
滅菌システムについて骨が少ない・不足している
場合の対応について
インプラント治療には十分な骨量が必要ですが、歯を失ってから時間が経過していたり、歯周病などで骨が失われていたりすると、骨量が不足していることがあります。このような場合、以下のような対応が考えられます。
- 骨造成(ボーングラフト)
- 自家骨や人工骨を用いて、不足している部分の骨を増やします。
- サイナスリフト、
ソケットリフト - 上顎の奥歯部分で骨が足りない場合、上顎洞を持ち上げて骨を造成します。
- ソケットプリザベーション
- 抜歯直後にあらかじめ骨補填材を入れることで、顎の骨が自然に痩せてしまうのを未然に防ぎ、将来の大規模な手術を回避します。抜歯時にインプラントを予定している方にはかなり有効です。
- ショートインプラント
- 骨量が少ない部位に適した、特殊な短いインプラントを使用する方法もあります。ただし、長期的な安定にはまだまだデータが少ないのが現状です。
- オールオン X
(All – on – 4/6) - 4〜6本のインプラントで上下顎全体の歯を支える方法で、奥歯に骨量が少ない場合にも適用できます。
インプラント治療の流れ
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Step01診査と治療計画

CT検査やレントゲン撮影を行い、骨の状態を確認します。全身の健康状態もチェックし、適切な治療計画を立てます。当院ではわかりやすいように、シミュレーションソフトでご説明しております。
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Step02インプラント体の埋入手術

局所麻酔を施し、安全に配慮しながらインプラント体を顎の骨に埋入します。
骨造成について
必要に応じて骨造成なども行います。
手術がどうしても怖い。という方には歯科麻酔医による静脈内鎮静法も行なっております。 -
Step03治癒期間

インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するのを待ちます。
通常2〜3ヶ月程度かかります。 -
Step04二次手術

インプラント体の上部を露出させ、歯肉を整えます。
しかし、埋入手術時に問題なければこの手術は行わない事もあります。1回法
(二次手術なし)手術が1回で済むため、身体への負担を抑えられます。 2回法
(二次手術あり)骨や歯ぐきの状態に応じて、必要な処置(骨造成・歯ぐきの移植など)を併せて行うことができます。 -
Step05上部構造の製作と装着

上部構造を製作し、アバットメントを介してインプラント体に装着します。
長期の欠損が続いている場合は、いきなり上部構造を入れると舌や頬を噛んだりすることがあります。調整には限界があるため、一旦仮歯を入れることをお勧めしております。 -
Step06メインテナンス

定期的な検診と専門的なクリーニングを行います。
またその際に、インプラント周囲疾患の早期発見のためにも、年に1度のレントゲン検査を行なっております。
※骨造成などの追加処置が必要な場合、骨の治癒を待つためにさらに4〜8ヶ月ほど期間が延びることがあります。お身体の状態に合わせた適切なペースをご提案します。
インプラント治療の詳細
| 費用(税込) | 506,000円 |
|---|---|
| 治療期間 | 3〜10ヶ月 (骨造成が必要な場合は、治療期間が伸びます) |
| 治療回数 | 4〜6回程度 (骨造成を行った場合は、多少増加します) |
インプラント治療の注意事項
- 保険適用外の治療のため、費用負担が大きいです。
- 骨の回復を待つ場合、治療期間が長くなります。
- 治療後もメインテナンスをする必要があります。
- 術後に腫れや痛み・出血・合併症を伴う可能性があります。
インプラント周囲疾患に
ついて
インプラント周囲疾患は、インプラント治療後に起こりうる合併症の一つです。
インプラントには天然歯のような「神経」がないため、細菌感染が起きても自覚症状が出にくいという特徴があります。
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インプラント周囲粘膜炎
歯ぐきだけに炎症が起きている状態です。この段階で適切な処置をすれば、元の健康な状態に戻すことができます。
歯でいう、歯肉炎の状態です。 -
インプラント周囲炎(※重症)
炎症が骨にまで達し、インプラントを支える骨が溶けてしまう病気です。最悪の場合、インプラントがグラグラして脱落してしまうため、早期発見が極めて重要です。
歯でいう、歯周病の状態です。
インプラント周囲疾患の原因
インプラント周囲疾患の主な原因は、プラーク(細菌の膜)の蓄積です。その他、喫煙、糖尿病、過度の咬合力などもリスクファクターとなります。
インプラント周囲疾患は、適切な予防と早期発見・早期治療により、多くの場合、管理可能です。定期的なメインテナンスと自己管理の徹底が、長期的なインプラントの成功につながります。
治療後の美しい状態を保つ
「メインテナンスの
重要性」
インプラント治療後のメインテナンスは、長期的な成功のために極めて重要です。適切なケアを怠ると、インプラント周囲炎などの合併症のリスクが高まります。
適切なメインテナンスを行うことで、インプラントの寿命を大幅に延ばすことができます。多くの場合、適切にケアされたインプラントは10年以上、場合によっては生涯にわたって機能し続けることができます。
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日々の丁寧なセルフケア
(ブラッシング)インプラントの周囲は天然歯以上にプラーク(細菌の塊)が溜まりやすいため、毎日の丁寧な清掃が不可欠です。通常の歯ブラシに加え、専用の歯間ブラシやタフトブラシなどを用いて、お口の隅々まですっきりと洗い流す正しいブラッシングを継続していただきます。
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歯科医院での
定期的な専門クリーニングご自宅のセルフケアだけでは落としきれない頑固な汚れやバイオフィルムを、3〜6ヶ月に一度、歯科医院の専門的な機具を用いて徹底的に除去します。プロのクリーニングを受けることで、インプラント周囲炎の発症リスクを大幅に抑えられます。
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定期検診による
精密なチェック年に1回、レントゲン撮影を伴う詳細な定期検査を行います。インプラントを支える顎の骨に異常がないか、上部構造(被せ物)のネジに緩みがないか、また咬み合わせのバランスが崩れていないかをプロの目で厳密に確認します。
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全身の健康を見据えた
生活習慣の改善インプラントを長持ちさせるためには、お口の中だけでなく全身の健康管理も深く関係しています。特に禁煙への取り組みや、バランスの良い食事、ストレスの管理などは、免疫力を高めてインプラント周囲の組織を健康に保つためにとても重要です。
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トラブル時の早期発見・
早期治療「歯ぐきから出血がある」「少し腫れている気がする」「噛むと違和感がある」といったささいなサインを見逃さないことが大切です。万が一、お口の中に少しでも異常を感じた場合は、我慢なさらずにすぐ当院までご連絡ください。早期に対応することで、重症化を未然に防ぐことができます。